ガソリン小売価格 4週連続値下がり 全国平均1リットル167.6円

今週のレギュラーガソリンの小売価格は、全国平均で1リットル当たり167.6円となり、4週連続で値下がりしました。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、今月21日時点のレギュラーガソリンの小売価格は全国平均で1リットル当たり167.6円で、先週より0.2円値下がりしました。

ガソリン価格の値下がりは4週連続で、中国での新型コロナウイルスの感染拡大などに伴い世界的な景気減速への懸念が高まり、原油価格が値下がりしたことが主な要因です。

経済産業省は24日以降、各地のガソリンスタンドに卸される分から1リットル当たり25.7円の補助金を支給することにしています。

今後の見通しについて石油情報センターは「原油価格の下落傾向が見込まれるものの、各地のガソリンスタンドがこれまでの仕入れ価格の上昇分を小売価格に転嫁する動きもあるとみられ、ガソリン価格はいったん落ち着く見通しだ」と話しています。