大相撲九州場所11日目 関脇 豊昇龍 1敗守り単独トップに

大相撲九州場所は11日目、関脇の豊昇龍が御嶽海に勝って1敗を守り、単独トップに立ちました。

中入り後の勝敗

▽琴恵光に一山本は琴恵光が「引っ掛け」。

▽東龍に琴勝峰は琴勝峰が「はたき込み」。

▽阿武咲に平戸海は阿武咲が「寄り切り」。

▽輝に千代翔馬は輝が「押し倒し」。
輝は令和2年秋場所以来およそ2年ぶりに幕内で勝ち越しました。

▽王鵬に阿炎は阿炎が「突き出し」で勝ちました。
阿炎は休場明けの場所で勝ち越し、王鵬は2敗目です。

▽隆の勝に照強は隆の勝が「押し倒し」。

▽熱海富士に栃ノ心は栃ノ心が「はたき込み」。
新入幕の熱海富士は負け越しました。

▽宝富士に隠岐の海は宝富士が「突き落とし」。
宝富士はようやく初日が出ました。

▽碧山に佐田の海は佐田の海が「押し出し」。

▽若元春に妙義龍は若元春が「寄り切り」。

▽宇良に遠藤は遠藤が「上手出し投げ」。

▽逸ノ城に琴ノ若は琴ノ若が「送り出し」。

▽高安に錦富士は高安が「押し倒し」で勝って2敗を守りました。
錦富士は3敗目です。

▽竜電に霧馬山は霧馬山が「外掛け」。

▽玉鷲に錦木は錦木が「押し出し」。
先場所優勝の小結 玉鷲は負け越しです。

▽明生に大栄翔は大栄翔が「押し倒し」。

▽翔猿に翠富士は翠富士が「すくい投げ」。

▽御嶽海に豊昇龍は豊昇龍が「寄り切り」。
豊昇龍は1敗を守りました。

▽若隆景に大関 正代は正代が「寄り切り」。

▽大関 貴景勝に北勝富士は貴景勝が「はたき込み」。
貴景勝は勝ち越しました。

九州場所は11日目を終わって1敗で関脇の豊昇龍が単独トップに立ち、2敗で平幕の高安と王鵬の2人が追う展開となりました。

力士の談話

阿武咲は2連勝で勝ち越しまであと一番とし、「相手の動きを見ていこうと落ち着いていった。1日一番思い切ってやるだけ。やることは変わらない」と話しました。

輝は幕内でおよそ2年ぶりに勝ち越して「素直にうれしい。こつこつやるしかないという気持ちでやってきた」と喜びをかみしめていました。

休場明けの場所で勝ち越しを決めた阿炎は「集中できている実感はある。結果としてはうれしいがまだ終わっていない。あすからも1日一番集中してやりたい」と気を引き締めていました。

1敗でトップに並んでいた王鵬を破ったことについては、「勝ち負けよりもとにかく思い切った相撲をと思っていたのでよかった」と振り返りました。

隆の勝は連敗を4で止め「土俵際、よけられて危なかったが、落ち着いて対応できた。思い切りいってだめだったらだめだと、後悔しないような相撲を取ろうとしていた」と話しました。

11日目で初日が出た宝富士は「やっぱりうれしい。前向きにやれることをやろうと思っていたので気持ちはそんなに落ちてはいなかったが、体がついてこなかった。最後まで諦めずに勝ちを拾いたい」と話していました。

琴ノ若は自己最高位となる西の前頭筆頭で勝ち越しまであと一番とし「反応はしっかりできている。気を緩めずにしっかり集中してまたあすから気持ちを出してやっていきたい」と話していました。

高安は錦富士との2敗どうしの対戦を制し「とてもいい相撲を取られたが、我慢してしっかりついていくことができた。いつもどおり前向きな相撲が取れたらいいと思っていた」と振り返りました。

そして「けがをして大関から陥落してしんどい時期があったがめげずに努力してきた。ことしは1年を通していい相撲が取れている」と手応えを口にしました。

一方、3敗に後退した錦富士は「当たりはよかったがそのあとが後手後手だった。動きで圧倒して勝ちたいと思っていたが、逆に先に動かれた」と悔しさをにじませていました。

霧馬山は小結で2場所連続の勝ち越しまであと一番とし「あと少しなので最後まで一生懸命自分の相撲を取るだけ」と意気込みを話しました。

錦木は小結・玉鷲に7回目の対戦で初めて勝ち、「一気に持っていかれないよう、自分が前に出て行く意識で圧力をかけた。1回も勝ったことがなかったのでやりづらさはあったがうれしい」と、合い口の悪い相手からの初勝利を喜んでいました。

幕内で300勝目を挙げた小結・大栄翔は「新入幕の時には考えられなかったが、徐々に積み重ねてきて節目はうれしい。目の前の1日一番を積み重ねることで記録がでると思うのでしっかりやっていきたい」とうれしそうでした。

翠富士は激しい相撲の末、小結の翔猿に勝ち「相手も崩れた感じだったが、前に出られていたのがよかった。三役に勝つとそこに行ける力があると思う。頑張って早く三役に上がれたら」と上への意欲をのぞかせていました。

敗れた翔猿は黒星先行となり「最後、引いてしまった。我慢できなかった。切り替えて頑張る」と話していました。

1敗を守った関脇・豊昇龍は「集中して自分の相撲を取りきった」と振り返ったうえで、単独トップに立ったことについて「気にしていない。1日一番、大事にしていきたい」ときのうまでと同じことばを繰り返しました。

角番の大関・正代は関脇・若隆景に勝って連敗を3で止め「立ち合いで立ち遅れた感じがあったが逆にいい角度で入れた。そのあとの攻めはよかった」と振り返りました。

残り4日に向けては「どうしても星の関係でだいぶ意識している。集中を切らさずに続けていけたら」と話していました。

3敗を守って勝ち越しを決めた大関・貴景勝は「あまり覚えていないがしっかり準備した。またあすの相撲に準備しないといけない。そっちを考えている」と話しました。