北京 コロナ感染者1000人超える 日本人学校はオンライン授業に

中国の首都 北京で新型コロナウイルスの感染者が初めて1000人を超え、日本人学校の授業が22日、オンラインに切り替えられるなど人々の生活に影響が出ています。

中国政府によりますと、国内では21日、31ある省や自治区などで、新型コロナウイルスの感染者が合わせておよそ2万7000人確認されました。

このうち、北京では21日、1日の感染者がおよそ1400人と初めて1000人を超え、衛生部門の担当者は「感染が発生してから最も緊迫した状況に置かれている」として、感染対策を徹底するよう呼びかけました。

およそ250人の児童と生徒が通う北京の日本人学校では、授業が22日からオンラインに切り替えられ、周囲はひっそりとしていました。

日本人学校によりますと、現時点では対面での授業をいつから再開するかは決まっていないということです。

中国では感染拡大を徹底して抑え込む「ゼロコロナ」政策のもと厳しい行動制限が続いていて、北京市内では公園が閉鎖されたり、防護服を着た担当者がビルやアパートの入り口で出入りを管理したりするなど、人々の生活に影響が出ています。