ウクライナ料理ふるまい 売り上げの一部を支援に 東京 渋谷

ロシアによる軍事侵攻を受けるウクライナを支援しようと、都内でボルシチといったウクライナ料理を食べて、売り上げの一部を支援に充てる催しが開かれました。

この催しは、ウクライナからの避難者の支援に取り組む団体が東京 渋谷で企画したもので、ウクライナ出身のシェフ、ディマ・マルツェニゥクさんが、多くの家庭で古くから親しまれているボルシチなどをふるまいました。

ウクライナでは、軍事侵攻により電力供給が不足する中、寒さの厳しい時期を迎えていて、売り上げの一部は使い捨てカイロといった暖を取れる支援物資や親を亡くした子どもの支援に充てられるということです。

参加したおよそ50人は、マルツェニゥクさんから料理の歴史などについて説明を受けながら、味わっていました。

参加した男性は「さっぱりとした味わいで本当においしいです。食を通して支援や交流につながればと思います」と話していました。

マルツェニゥクさんは「心を込めて作りました。伝統的な料理を日本人に食べてもらえて、とても喜ばしいです」と話していました。

企画した「ウクライナ心のケア交流センター」の浮世満理子代表は「食文化に触れることで、ウクライナを身近に感じ、支援したいという気持ちにつなげられればと思う」と話していました。