
スカイマーク 東証に再上場を申請 財務基盤の改善ねらいか
7年前に経営が破綻した航空会社の「スカイマーク」が東京証券取引所に株式の再上場を申請したことが分かりました。新型コロナで傷んだ財務基盤を改善するねらいがあるとみられます。
「スカイマーク」は2015年に格安航空会社などとの激しい競争などを背景に経営が悪化したため、民事再生法の適用を申請し、株式は上場廃止となりました。
その後、国内の投資ファンドなどの支援のもとで経営の再建を進め、2019年に再び上場の申請を行いましたが、新型コロナの影響で事業環境が急速に悪化する中で、いったん申請を取りやめていました。
関係者によりますと「スカイマーク」は2日までに、東京証券取引所に株式の再上場を申請したということです。
市場で資金を調達し、新型コロナで傷んだ財務基盤を改善するねらいがあるとみられます。
「スカイマーク」は昨年度の決算で最終損益が67億円の赤字となっていて、行動制限の緩和などによって旅客需要が急速に回復する中で、再上場を通じて今後、経営を改善できるかが焦点となります。