イスラエルの大手銀行トップ 国交ないサウジに 関係改善に注目

中東サウジアラビアで開かれている経済フォーラムに、国交がないイスラエルの大手銀行のトップが出席し、両国の関係改善を象徴する動きとして注目されています。

サウジアラビアの首都リヤドで、ムハンマド皇太子が力を入れる経済フォーラム「未来投資イニシアチブ」が27日まで開かれました。

金融とITを融合したフィンテックの活用などを話し合うセッションでは、サウジアラビアと国交がないイスラエルの金融大手、レウミ銀行のサメル・ハジヤヒア会長が参加しました。

ハジヤヒア会長はサウジアラビア経済について「GDP=国内総生産は世界的に見ても大きく伸び、人口も増えており、その可能性はかなり大きい」などと述べ、評価する姿勢を示しました。

イスラエルとサウジアラビアはパレスチナ問題をめぐって長年激しく対立してきました。

しかし近年は関係改善の兆候がみられています。

サウジアラビアにとっては、産業の多角化に欠かせないイスラエル企業の環境やITなどの技術力を取り込みたいとみられているほか、イスラエルにとってはイランへの脅威からサウジアラビアとの関係強化を図りたいねらいがあるものとみられています。

大手銀行のトップのフォーラムへの出席は両国の関係改善を象徴するものとして注目されています。