【解説】ロシア 総司令官にスロビキン氏 任命の背景と影響は

ロシア国防省は今月、ウクライナで続ける軍事作戦の総司令官に陸軍出身のスロビキン氏を任命しました。スロビキン氏は、ウクライナ軍の反転攻勢を受けるロシア軍が支配してきた拠点を次々と失う中で任命された形で、プーチン大統領としては、戦況の立て直しを急ぎたい考えとみられます。

またプーチン大統領は、一方的な併合に踏み切ったウクライナ東部と南部の4つの州を対象に戒厳令を導入しました。ウクライナ軍の反撃が強まるなかで、4つの州を対象に戦時体制に移行することを明確にしたものと見られます。

戒厳令の宣言やスロビキン氏の総司令官任命について、石川一洋 専門解説委員の解説です。

(動画は6分28秒。データ放送ではご覧になれません)