台風18号 大東島地方で警戒 1日以降 伊豆諸島など近づくおそれ

台風18号は29日、沖縄県の南大東島の東の海上にあって、大東島地方では、高波に警戒が必要です。
台風は10月1日以降、伊豆諸島などに近づくおそれもあり、最新の情報を確認するようにしてください。

気象庁によりますと、台風18号は、29日午後5時には南大東島の東120キロの海上を1時間に15キロの速さで北北東へ進んでいるとみられます。

中心の気圧は990ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は30メートル、最大瞬間風速は40メートルで、中心から半径55キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。

台風18号は、大東島地方からは次第に遠ざかっていますが、このあとしばらくは高波に警戒が必要で、しけや波の高い状態は30日の明け方にかけて続く見込みです。

沖縄本島地方の海上でも、うねりを伴って波が高くなっていて、30日の明け方にかけて高波に注意が必要です。

また、大東島地方では強い風が吹いていて、気象庁は30日未明にかけて非常に強い風や強い風に十分注意するよう呼びかけています。

台風は10月1日以降、伊豆諸島などに近づくおそれもあり、最新の情報を確認するようにしてください。

なぜ相次いで台風が発生?

台風18号は沖縄県の大東島地方の沖合を東へ進んでいます。

9月に日本近海で発生した台風としては7つめとなり、平年をわずかに上回るペースです。

その理由として気象庁は「偏西風の蛇行」と「海面水温の高さ」を指摘しています。

気象庁によりますとことし、これまでに日本近海で発生した台風の数は18あり、このうち7つは9月に発生していて、平年の9月の発生数5.0を上回っています。

9月18日には非常に強い勢力で九州南部に接近した台風14号が、統計開始以来4番目に並ぶ中心気圧の低さで鹿児島市に上陸したあと日本列島を縦断し、宮崎県では降り始めからの雨量が1000ミリ近くに達する記録的な大雨となりました。

また、9月23日から24日にかけては、東日本に接近した台風15号の影響で静岡県と愛知県で線状降水帯が発生し、静岡県では猛烈な雨が降り続いて、浸水などの被害が相次ぎました。

日本近海で台風が相次いで発生した要因について、気象庁は日本の東の日付変更線付近で、偏西風が例年よりも南に大きく蛇行したことで、空気の渦「寒冷渦」が、偏西風から切り離されて活発な対流を生み、熱帯低気圧が発生しやすい状況を作ったとしています。

加えて、日本の南の海域では海面水温が平年より高く、台風が発生しやすいとされる27度以上の領域が広がっていたことも、影響したのではないかと指摘しています。

日本の近海では10月も海面水温が27度以上の領域が広がると予想され、台風が発生しやすい状況が続く見通しで、気象庁は最新の情報に注意してほしいとしています。