ロシアに化学兵器など関連物品の輸出禁止 対象も追加へ 政府

ウクライナ情勢をめぐり、政府は、ロシアに対する追加の制裁措置として、輸出を禁止する軍事関連団体の対象を拡大するとともに、新たに化学兵器などに関連する物品の輸出を禁止することにしました。

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続いていることを受け、政府は26日の繰り上げ閣議で、ロシアに対する追加の制裁措置を了解しました。

具体的には、
▽輸出を禁止する軍事関連団体の対象に、21の研究所や造船所などを加えるほか、
▽新たに化学兵器や生物兵器などに関連する物品の、日本からの輸出を禁止するとしています。

松野官房長官は、閣議のあとの記者会見で「ロシアによるウクライナ侵略は、国際秩序の根幹を脅かすもので、一方的な現状変更の試みは決して看過できない。G7=主要7か国をはじめとする国際社会と連携しつつ、強力な対ロ制裁に取り組んでいく」と述べました。