東海道新幹線 きょう正午ごろまで 名古屋~三島 運転見合わせ

JR東海は、東海道新幹線について24日の始発から正午ごろまで、名古屋駅と静岡県の三島駅の間で運転を見合わせると発表しました。

また、▽東京駅と三島駅の間と、▽名古屋駅と新大阪駅の間については、
折り返し運転を行うということで同じく正午ごろまで「こだま」のみ、1時間に1本から2本程度運行するということです。

なお、天候が回復し、安全の確認ができしだい、運転を順次再開するということでホームページなどで最新の情報を確認するよう呼びかけています。

JR東海によりますと、運転を見合わせている名古屋駅と三島駅の間には合わせて8つの列車が残っていましたが、いずれも近くの駅に移動し、乗客が乗り降りできる状態になっているということです。

23日は全線運転取りやめ 7時間以上乗客出られない列車も

東海道新幹線は、23日午後5時半すぎに愛知県の豊橋駅と三河安城駅の間にある雨量計が規制値を超えて以降、周辺の区間で運転の見合わせが続き、JR東海は、再開の見通しが立たないとして、午後11時に全線で運転を取りやめることを決めました。

静岡県内の駅の構内や付近の線路上には複数の列車が止まっていて、中には7時間以上にわたって乗客が外に出られない状況が続いている列車もあります。

JR東海は、▽列車を東京駅や名古屋駅、新大阪駅などに移動させることを検討しているほか、▽東京駅のホームに乗客が休憩できる車両を用意して対応することにしています。

静岡駅「列車ホテル」として開放

大雨の影響で、静岡駅では運休になった東海道線の列車が、目的地へ向かえなくなった乗客などのために、いわゆる「列車ホテル」として開放されています。

JR東海静岡支社によりますと、大雨により東海道新幹線や東海道線をはじめとした在来線が運休になった影響で、静岡駅から目的地へ向かえなくなった乗客が出ているということです。

このため、静岡駅に停車していた東海道線の6両編成の車両を、休憩用に使用できるいわゆる「列車ホテル」として開放したということです。

列車ホテルは、少なくとも東海道線の静岡駅の上りの始発の発車時刻である午前5時すぎまで開放される予定だということです。

新幹線と在来線の改札口では、駅員に状況を尋ねる人の姿が見られました。

静岡駅の北口と南口をつなぐ通路では、24日午前2時すぎ、北口から南口の方向へ向かって水があふれ、在来線の改札前が水浸しになる被害が出て、駅員が水のかき出しに追われていました。

乗客に水と食料配布

静岡県内の線路上で止まっている東海道新幹線の列車では、24日午前2時ごろに外から物資が届けられました。

この列車は、およそ8時間にわたって乗客が外に出られない状態が続いています。

飲み物などの車内販売は23日夜のうちにすべて売り切れていて、乗務員が乗客1人1人に手渡しで水と食料を配っていました。

NHK職員も掛川駅で停車中の新幹線車内に

NHK職員もJR掛川駅の構内で停車している東海道新幹線に乗っていました。

職員によりますと、大雨の影響で23日午後6時過ぎからJR掛川駅の通過用の線路上で停止したままの状態が続いているということです。

職員は「車内販売で飲み物が売り切れてしまい、停車して3時間を過ぎたころから、子どもがぐずったり『どうなるんだろう』と不安がる声が聞かれたりするようになりました。午後11時すぎには『行き先が変更になる可能性がある』とアナウンスがありましたが、まだ運転再開のメドは立っていないということで、乗客の間でため息をつく様子がみられました」と話していました。

新幹線の乗客「まさか新幹線が止まって引き返すとは」

東京駅の東海道新幹線のホームには、24日午前2時半ごろ、途中で引き返した新幹線が到着しました。

この新幹線は23日の午後5時半に博多駅に向けて出発しましたが、大雨の影響で途中で停車し、およそ9時間後に東京駅に戻りました。

降りてきた乗客は一様に疲れた表情で、駅の構内にある精算の窓口では、料金を払い戻そうとする人たちが長い列を作っていました。

京都に行く予定だったという10代の男子大学生は「東京駅から乗りましたが、新横浜を過ぎたあたりで動かなくなりました。まさか新幹線が止まって引き返すことになるとは思っていなかったので困りました。

ひとまず泊まる場所を探して25日の朝、再び向かおうと思います」と話していました。

また、愛知県の20代の会社員の女性は「名古屋に帰る予定で品川から乗りましたが途中で停車して、7時間くらいまったく動きませんでした。何とか駅に戻って来られたのでほっとしています」と話していました

東京駅には新幹線に乗れなかった人たち

東海道新幹線に乗車する予定だったという千葉県の男子大学生は「名古屋に行く予定でしたが、駅に着いて電車が運休になったことを知りました。休憩用の電車を用意してもらえるようなので、きょうはそこで休んであすの始発で向かおうと思います。疲れました」と話していました。

広島県の52歳の会社員の男性は「仕事で福山市に行く予定でしたが、運休になると知りました。天候が原因でしかたがないことなので、きょうは休憩用の車両で休んで、あすの始発に乗れればと思います」と話していました。