岸田首相 ウクライナ首相と会談 対ロ制裁や支援継続を伝達

ニューヨークを訪れている岸田総理大臣は、ウクライナのシュミハリ首相と会談し、ロシアによる侵攻を一刻も早く止めるため、引き続き国際社会と結束して対ロ制裁やウクライナ支援を継続していく考えを伝えました。

会談は、日本時間の23日未明におよそ40分間、行われました。

この中で岸田総理大臣は、ロシアのウクライナ侵攻を一刻も早く止めるため、引き続きG7=主要7か国をはじめとした国際社会と結束して取り組みを進めていく考えを伝えました。

また親ロシア派勢力が、ウクライナでロシアへの編入に向けた住民投票の実施を決めたと表明したことを非難するとともにロシアの核兵器による威嚇や使用はあってはならないという立場を重ねて示したうえで、強力な対ロ制裁とウクライナ支援を継続していく考えを伝えました。

これに対し、シュミハリ首相は、岸田総理大臣の国連総会での演説を評価するとともに、日本の対応に謝意を示しました。

また岸田総理大臣は、来年、G7の議長国や国連安全保障理事会の非常任理事国を務めることを踏まえ、ウクライナの平和の回復と復興の実現に向け、国際社会の議論を主導していく意向も示し、両国間で今後も緊密に連携していくことを確認しました。