中国 司法省元トップに猶予付き死刑判決 党大会前に引き締めか

中国の裁判所は、巨額の賄賂を受け取ったなどとして、司法省の元トップに対し執行猶予付きの死刑判決を言い渡しました。元トップは習近平国家主席に敵対してきたとされる警察や司法部門のキャリアが長く、習近平指導部は来月の共産党大会を前に党内の引き締めを強めているとみられます。

国営の中国中央テレビは、東北部・吉林省にある裁判所が22日、中国の公安省次官や司法相などを歴任した傅政華被告に対し、執行猶予2年のついた死刑判決を言い渡したと伝えました。

傅被告は2005年から去年まで、職務上の権限を利用して1億1700万人民元、日本円で合わせて23億円余りの賄賂を受け取ったほか、弟の犯罪を処理しなかったなどとされています。

習近平指導部は、元最高指導部メンバーの周永康氏など警察や司法を管轄する部門に影響力のある人物を、習主席に敵対してきたとして次々に排除してきました。

傅被告も警察や司法のキャリアが長く、習近平指導部は来月開かれる共産党大会を前に党内の引き締めを強めているとみられます。