EU緊急外相会議 ロシア制裁とウクライナ軍事支援継続で一致

ロシアのプーチン大統領が核戦力の使用も辞さない構えを示したことなどを受けて、EU=ヨーロッパ連合は緊急の外相会議を開き、ロシアへの制裁とウクライナへの軍事支援を続けていく方針で一致しました。

ロシアのプーチン大統領は国民向けのテレビ演説で、ウクライナに派遣する兵士について予備役を部分的に動員すると発表するとともに、核戦力の使用も辞さない構えを示しました。

これを受けてEUは国連総会が行われているニューヨークで21日、緊急の外相会議を開きました。

会議のあと、EUの外相にあたるボレル上級代表は記者会見を開き、ロシアへの制裁とウクライナへの軍事支援を続けていく方針で一致したことを明らかにしました。

ボレル上級代表は「国際社会が平和を構築しようと取り組んでいるときに、こうした脅しを耳にするのはショッキングなことだ。この脅しはウクライナの側に立ち、領土の一体性と主権を守ろうとするウクライナを必要なかぎり支援しようとするわれわれの決意と結束を揺るがせはしない」と述べました。