台風14号 専門家「ふだん安全な場所も危険 遠くの移動避けて」

専門家は台風が接近している地域ではふだん安全な場所も危険な状況になっている可能性があり、遠くの避難所への移動も避けた方がいいと指摘しています。

暗い時間帯遠くへの移動は危険

静岡大学の牛山素行教授は「今回の台風は記録的な台風で、この時間は暗くなって見通しがきかないだけでなく、雨・風がすでに激しい地域も多い。台風が接近している地域では、もはや避難目的であっても遠くの避難所への移動は避けたほうがいい状況になってきている。もし移動するとしてもなるべく短く、たとえベストでなくても少しでも高い場所、斜面から少しでも離れた場所へ移動するなどその場その場で最善の行動を取る状況だ」と話しています。

予定の見直しを

また安全を優先し予定の見直しも検討してほしいとしています。

牛山教授は「過去の災害では避難目的の移動だけでなく、帰宅中や仕事への移動中に災害に巻き込まれる人も非常に多かった。地域にもよるが、19日はふだん通りの予定をとるのは基本的に考え直し、少しでも安全を確保するようにしてほしい。土砂や水は低いところに集まるので高いところへ向かうようにしてほしい」と話していました。

中国地方も危険キキクルなどで確認を

そして、降水量だけでリスクを判断せず気象庁の「キキクル」などで安全を確認することが重要だとしています。

牛山教授は「1日何ミリ降ると危険なのかは地域ごとで何倍というオーダーで異なるので、リスクを降水量の大小だけで判断しないことが重要だ。今回進路が予想される中国地方は、宮崎県と比べると予想雨量は少ないように思えるが、ふだんの降水量を考えると大変な雨量になることも少なくない。気象庁が出す『キキクル』は、土砂災害や洪水災害のリスクが高まっている地域を、段階的に示しているのでぜひ確認してほしい」と話していました。