プーチン大統領 極東での中国軍などとの大規模軍事演習を視察

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が続くなか、プーチン大統領は6日、ロシア軍が中国軍などと共同で行っている大規模な軍事演習を視察しました。軍事力を内外に誇示し、中国などとの連携を強調するねらいがあるとみられます。

ロシア国防省が4年に1度、極東地域で行う大規模な軍事演習「ボストーク」は今月1日から7日まで実施され、国防省によりますと、中国軍やインド軍の部隊のほか、ミャンマーなどの軍も加わっているということです。

国際会議に出席するため、6日、極東のウラジオストクを訪れたプーチン大統領は、近郊で行われた合同演習を視察しました。

ロシア大統領府は、プーチン大統領が双眼鏡で演習の様子を視察したり、両脇に座るショイグ国防相や軍の制服組トップのゲラシモフ参謀総長と話し合ったりする様子を公開しました。

ロシア軍は、侵攻を続けるウクライナで、兵員や装備品の損失が深刻化しているという指摘もあり、プーチン大統領としては今回の軍事演習を通じて、軍事力に余力があると内外に誇示し、中国などとの連携を強調するねらいがあるとみられます。