ハッカ生産量日本一 北海道 滝上町で収穫作業が本格化

ハッカの生産量が日本一の北海道滝上町で、ことしの収穫作業が本格的に始まりました。

オホーツク海側の滝上町では100年以上前からハッカを生産していて、現在は国内の生産量の90%以上を占めています。

4ヘクタールの畑でハッカを栽培している瀬川博さんの農園では先週、収穫のタイミングを知らせる花が咲き始め、ことしの収穫作業が本格的に始まりました。

30日から収穫しているJM23という品種は、ハッカ特有の刺激的な香りが優しく、乳液やお菓子にも使われているということです。

農園では刈り取ったハッカを束にして立てかけ、今後行う油の抽出に向けて天日で乾燥させる作業も行われていました。

生産者の瀬川さんは「ことしは背丈が伸び、葉っぱもたくさん付いていて、ここ数年でいちばんよい油が期待できます。ハッカの香りを皆さんに楽しんでいただきたいです」と話していました。

収穫したハッカは今月末に蒸留して「ハッカ油」に加工するということです。