東京都 新型コロナ 30人死亡 9880人感染 7週間ぶり1万人下回る

東京都内の29日の感染確認は9880人で、ことし7月11日以来、7週間ぶりに1万人を下回りました。1週間前の月曜日より5200人余り減り、8日連続で前の週の同じ曜日を下回っています。

東京都は29日、都内で新たに10歳未満から100歳以上の9880人が新型コロナウイルスに感染していることを確認したと発表しました。
一日に発表される感染者の数が1万人を下回るのは、ことし7月11日以来、7週間ぶりです。
1週間前の月曜日より5205人減り、8日連続で、前の週の同じ曜日を下回りました。

年代別に見ると40代が最も多く、全体の18.1%に当たる1784人でした。
また、次に多かったのは30代で、全体の17.9%に当たる1773人でした。
65歳以上の高齢者は840人で全体の8.5%でした。

29日までの7日間平均は1万8800.9人で、前の週の76.0%となりました。

人工呼吸器かECMO=人工心肺装置を使っている重症の患者は、28日より1人増え41人でした。

一方、都は、感染が確認された50代と70代から90代までの男女合わせて30人が死亡したことを発表しました。

また、確認された感染者のうち、他県内の陽性者登録センターなどを通じて申請があったのは1883人で、都外から持ちこまれた検体を都内の医療機関で検査したのは663人でした。

小池知事「これからも用心と注意をしっかりと」

東京都の一日の新型コロナの感染確認が7週間ぶりに1万人を下回ったことについて、小池知事は千葉県成田市で記者団に対し「減少傾向にあることは誰にとっても負荷が減るという点で少しは安心するところはある。しかし学校が再開しているところもあり、これからも用心と注意をしっかりと行いながら、ワクチン接種など原点に戻って感染防止対策を進めていくことで協力をお願いしたい」と述べました。