杉並区高円寺では、毎年夏に阿波おどりの催しが開催されてきましたが、新型コロナの影響でおととしは中止となり、去年はオンラインで舞台公演だけが行われました。
ことしも商店街を練り歩く踊りは中止となりましたが、舞台公演は3年ぶりに観客を入れる形で行われ、ロシアによる軍事侵攻でウクライナから東京近郊に避難している36人も招待されました。
公演には複数のグループが登場し、踊り手たちが太鼓や笛の音に合わせて熱気あふれる踊りを披露し、観客たちは盛大な拍手を送っていました。
ウクライナの首都キーウから千代田区に避難している44歳の女性は「ダイナミックさと繊細さが組み合わさり、とてもすばらしかったです。日本の文化に触れられてうれしいです。少し気分が晴れました」と話していました。
「東京高円寺阿波おどり振興協会」の冨澤武幸専務理事は「ことばが違っても踊りならどこか通じ合えます。少しでも元気を届けるツールになればありがたいです」と話していました。
「高円寺阿波おどり」は、28日も行われます。
高円寺阿波おどり ウクライナ避難民 舞台公演楽しむ 東京 杉並
東京・杉並区の夏の風物詩「高円寺阿波おどり」の舞台公演が、3年ぶりに観客を入れた形で行われ、ウクライナから避難している人たちも招待され、熱気あふれる踊りを楽しみました。