岸田首相 22日からオンラインで公務 新型コロナ感染も症状軽く

岸田総理大臣が新型コロナに感染したことについて、松野官房長官は記者会見で、症状は軽く、22日からオンラインで公務にあたっているとしたうえで、国政に支障が生じないよう万全の対応をとっていく考えを示しました。

この中で、松野官房長官は、岸田総理大臣の状況について「21日は微熱とせきといった症状が見られたが、22日朝の時点では平熱に下がり、少しせきが出る程度になったと聞いている」と明らかにしました。

そのうえで「総理大臣が感染した場合に備えて、官邸と隔離下の公邸との間で、テレワークの環境を整備してきた。症状が軽いことから、22日から早速テレワーク環境なども活用し、ほぼ予定どおりに執務にあたっている」と説明しました。

また、記者団から「夏休み中の感染確認にネット上で批判が出ている」と問われたのに対し「岸田総理大臣は、夏休み期間中も他人と接触する場合は常にマスクを着用するなど、適切な感染対策に努めていた。国政に支障を来さないよう対応し、国民からの指摘にしっかりと応えていきたい」と述べました。

一方、臨時代理を置く必要性については「岸田総理大臣は官邸に出邸できない状況にあるが、適切に業務を執行できる状態で、内閣法において臨時代理を置くべき場合とされている事故のあるときにあたらず、臨時代理を置く必要はない」と述べました。