高校野球準決勝 東北対決の第1試合など見どころをまとめました

夏の全国高校野球は20日に準決勝の2試合が行われます。
春・夏を通じて優勝経験のない4校が勝ち上がった準決勝の見どころをまとめました。

第1試合 仙台育英(宮城)× 聖光学院(福島)

東北勢どうしが準決勝で対戦するのはこれが初めてです。
【仙台育英=チーム打率 防御率ともに4校の中でトップ】
140キロ台のストレートを投げるピッチャー5人を擁し、ここまで3試合を継投で勝ち上がってきました。その間、エースの古川翼投手を含めて1試合の球数が100球を超えたピッチャーはおらず余力を残しています。
打線は、打率5割で準々決勝では4番を務めた遠藤太胡選手を筆頭に上位打線が軒並み好調なうえ、送りバントや盗塁など小技や機動力を絡めた攻撃で得点を重ねています。

4チームの中で最もチーム打率が高く、盗塁や送りバントを多く決めています。また、ランナーを小技や機動力で確実に進め、効率的に得点をあげています。さらに140キロ台のストレートを投げる投手5人を擁し、チーム防御率が4チームでトップです。

【聖光学院=HR数は4チーム中最多 エラーは最少】
ここまで甲子園で優勝経験のあるチームを次々と破って、勢いに乗っています。ここまで4試合すべてに登板しているエースの佐山未來投手は合わせておよそ30イニングを投げて防御率は2.43、フォアボールはわずかに3つと安定したコントロールで、調子を上げています。
打線は、準々決勝の1回にヒット5本で一挙に5点を挙げるなど集中打で一気に得点を重ねていて仙台育英の強力なピッチャー陣をどう攻略するか注目です。

ホームラン3本は4チームの中でトップです。投手陣も1回戦から甲子園で優勝経験のある高校との対戦が続いていたにもかかわらず安定した成績を残しています。また、エラーの数も4試合で2つと4チームの中でも最も少ない数となっています。

仙台育英が勝てば準優勝した2015年の97回大会以来3回目、聖光学院が勝てば学校としては初めて、福島県勢としては磐城が準優勝した1971年の53回大会以来の決勝進出です。

第2試合 近江(滋賀)× 下関国際(山口)

【近江=強打だけでなく小技も得意 犠打は4校中最多】
2年連続ベスト4の近江は、キャプテンで、エースで、4番の大黒柱、山田陽翔投手が投打でチームをけん引してきました。
ここまで4試合の球数は512球にのぼるほか、準々決勝では試合中に右足の太もも裏をつって8回途中に降板した影響が懸念されます。中1日で迎える準決勝は、合わせて3試合、いずれも2人目で登板している星野世那投手などのピッチャー陣の活躍にも期待がかかります。

強打の印象が強い近江ですが、犠打の数が4チームで最も多く、ここまではランナーを着実に進める堅実な攻撃を見せています。1試合の平均得点は4校のうちトップです。

【下関国際=大阪桐蔭を破った“安定の投手陣” 攻撃も堅実】
準々決勝で優勝候補の大阪桐蔭を破った下関国際は、準々決勝に2人目で登板した仲井慎選手が投打のキーマンです。
ここまで3試合で3打点をマークしているほか、投げては大阪桐蔭を相手に最速147キロの速球を中心とした強気のピッチングで3回3分の1を無失点に抑えました。山口大会でも気持ちの強さを買われ、準々決勝から決勝まで3試合の先発を任されていて、背番号1の古賀康誠投手とともに強打の近江打線にどう立ち向かうのか注目です。

強打の大阪桐蔭を4点に抑えた投手陣は安定した数字を残しています。好投手との対戦が続く中、犠打の数は山口大会5試合をすでに上回っていて、堅実な攻撃を展開しています。

近江は勝てば準優勝した2001年の83回大会以来2回目、下関国際は勝てば学校としては初、山口県勢としては1985年の第67回大会の宇部商業以来、37年ぶりの決勝進出です。