お盆最終日 羽田空港の検査所 仕事復帰や帰省する人相次ぐ

お盆の最終日を迎える中、羽田空港に設けられている検査所には、飛行機に乗る前に感染していないか確認しようとPCR検査や抗原検査を受ける人が相次いで訪れています。

羽田空港のターミナルビルに設けられているPCR検査と抗原検査を受けられる検査所には、お盆最終日の16日午前も、休みを終えて仕事に復帰する人や、これから帰省する人などが次々と検査を受けに訪れていました。

検査所を運営する会社ではオミクロン株の感染が拡大するなかで行動制限のない夏休みやお盆の期間を迎えることから、今月5日から全国に検査所を臨時に21か所開設したといい、14日までの1週間は、前の週より10%多い14万4000人余りが利用したということです。

奄美大島に仕事に行くという静岡県の60歳の男性は、「お盆の間は安全を取ってどこにも行きませんでした。重症化しないとされていますが、島で感染者が出たら大変なことになるので、注意したい」と話しています。

中学1年生の息子と福岡に向かう30代の女性は、「感染拡大していたので帰省するか悩みましたが、会いたいのを我慢して、テレビ電話で過ごしていたし、大きくなった孫も見せたいので検査を受けられる施設があってよかったです」と話しています。