高知 四万十市で夏の風物詩「大文字の送り火」地域の安全祈る

高知県四万十市で、夏の風物詩となっている「大文字の送り火」が13日行われ、夜空に「大」の字が赤く浮かび上がりました。

「大文字の送り火」が行われる四万十川の河口近くの十代地山には、土曜日の夕方、地元の住民らおよそ20人が登り、山の神をまつったほこらの前で神事を行い、地域の安全や繁栄を祈りました。

山の頂上付近には、およそ25メートル四方にわたってたいまつが「大」の字の形に並べられていて、日が落ちて辺りが暗くなると住民たちが書き順に従って火をともしました。

「大文字の送り火」は、室町時代に京都から現在の四万十市に移り住んだ公家の一條家が京都を懐かしんで始めたとされていて、毎年、旧暦の7月16日に合わせて行われています。
山のふもとには、夜空に赤く浮かび上がった「大」の字を見ようと多くの人が集まり、写真に収めるなどして幻想的な夏の風景を楽しんでいました。

1歳の息子と訪れた男性は、「毎年、来ていますが、ことしは初めて子どもを連れてきたので、例年とは違った気持ちで見ることができました。息子には、大の字のように大きく育ってほしい」と話していました。