韓国 ユン政権発足後初の恩赦発表 サムスングループトップなど

韓国政府は、ユン・ソンニョル(尹錫悦)政権の発足後初めてとなる恩赦を発表し、パク・クネ(朴槿恵)元大統領に対する贈賄などの罪で服役した、サムスングループのトップなどが対象となりました。

韓国法務省は12日、日本の植民地支配から朝鮮半島が解放された記念日とする8月15日に合わせた恩赦を発表しました。

対象には、パク・クネ元大統領に対する贈賄などの罪で実刑判決を受けて服役し、去年8月に仮釈放されたサムスングループトップ、サムスン電子のイ・ジェヨン(李在鎔)副会長が含まれています。

イ副会長は先月、刑期が満了しましたが、現在も法律で一定期間、グループへの経営関与が制限されていて、恩赦を受けて自由な経済活動ができるようになります。

このほか、贈賄などの罪で執行猶予付きの有罪判決を受けた韓国のロッテグループの重光昭夫会長も恩赦の対象となりました。

一方、収賄などの罪で、おととし懲役17年の実刑判決が確定し、健康問題を理由に刑の執行が一時的に停止されているイ・ミョンバク(李明博)元大統領に対する恩赦は見送られました。

韓国メディアは「イ元大統領への恩赦は世論調査で反対が多いため、政権にとって負担だと判断されたのではないか」と報じています。