福井 南越前町 大雨浸水被害後の断水続く 復旧のメド立たず

大雨で広い範囲が浸水した福井県南越前町では、6日から一部の地域で断水が復旧しましたが、被害の大きかった地区では今も復旧のめどが立たない状況が続いています。

5日、記録的な大雨となった南越前町では各地で断水が相次ぎ、町によりますと、7日午前11時の時点でも大雨の被害が大きかった今庄地区や鹿蒜地区など500世帯以上で断水が続いているということです。

町内では5日から5か所に臨時の給水所が設けられていて、このうち、今庄住民センターの給水所では、ポリタンクやペットボトルを持った住民が、給水に訪れていました。

今庄地区に住む80歳の女性は、「今も水道水が出ないので、毎日水をくみにきています。トイレが自由に使えないのがとても困ります。早く復旧してほしいです」と話していました。

一方、湯尾地区などでは、7日朝から断水が復旧し、住民たちが家の掃除や後片づけに追われていました。

湯尾地区の73歳の女性は、断水している間は家の近くを流れる用水路からバケツに水をくんで使っていたということで、「水が使えないことが一番不便だったので、けさ蛇口をひねると水が出て、とてもうれしかったです」と話していました。

町によりますと、今庄地区の一部では7日中に徐々に復旧する見通しだとしていますが、鹿蒜地区や堺地区などでは復旧のめどが立っていないということです。

100人以上のボランティアが参加して片づけなどにあたる

一方、記録的な大雨となった福井県南越前町では、町民に限定していたボランティアの受け付けの対象を広げ、7日は100人以上が参加して片づけなどの作業にあたりました。

5日の大雨で広い範囲が浸水した福井県南越前町では、6日からボランティアの受け付けを始めました。

新型コロナ対策のため対象を町民に限定していましたが作業が進まなかったことから、3回目のワクチン接種を済ませたすべての県民に対象を広げ、7日から作業にあたってもらうことにしました。

南越前町の旧今庄中学校に開設されたボランティアセンターの受け付けには、7日朝早くから次々と人が訪れ、100人以上が列を作りました。
受け付けを終えたボランティアの人たちは、いくつかのグループに分かれて町の社会福祉協議会が用意した車で現地へ向かい、地元の人たちから状況を聞き取りました。

そして泥で汚れた家具や大型の冷蔵庫、食器棚などを運び出したり、スコップを使って土砂をかき出したりしていました。

ボランティアとして参加した福井県越前市の60代の男性は「何か役に立てればと思いボランティアに参加しました。とにかく泥がすごくて1メートル50センチくらいの高さまで汚れていました。まだまだ時間が足りないですし、人も全然足りていないと思います」と話していました。

福井県内は7日も猛暑が予想され、気象台は片づけなどの作業にあたる際はこまめに休憩して水分をとり、熱中症に警戒するよう呼びかけています。