広島原爆の日 犠牲者慰霊の灯ろう流し 3年ぶりに市民が参加

広島原爆の日の6日夜、犠牲者の霊を慰める灯ろう流しが行われ、3年ぶりに市民がメッセージを記した灯ろうの明かりが川面を彩りました。

広島市の原爆ドームの近くを流れる元安川には、色とりどりの灯ろうに火がともされ、川に流されました。

おととしと去年は、新型コロナウイルスの影響で市民の参加が中止されていましたが、ことしは3年ぶりに、市民みずから灯ろうにメッセージを記しました。

灯ろうはおよそ2500個流され「ノーモアヒロシマ」とか「平和な世界になりますように」などと記されていて、川岸に集まった人たちは灯ろうの明かりを静かに見つめていました。
両親が被爆したという広島市の80代の男性は「両親のことを思い、灯ろうにメッセージを記しました。世界から核兵器がなくなって、幸せな世の中になってほしいです」と話していました。

灯ろう流しの実行委員会のメンバー、若狭利康さんは「3年ぶりに市民の方々のメッセージを流せてほっとしました。灯ろう流しには『平和を願う』という側面がありますが、当時、この川でどれだけ多くの人たちが亡くなったのかについても、世界中の人に知ってほしいです」と話していました。