北朝鮮 米ペロシ下院議長を「国際平和と安定の破壊者」と批判

北朝鮮外務省は、アメリカのペロシ下院議長が台湾や韓国との軍事境界線にあるパンムンジョムを訪問したことについて、ペロシ氏を「国際平和と安定の最大の破壊者だ」と批判しました。

アメリカのペロシ下院議長は台湾に続いて4日、韓国と北朝鮮の軍事境界線にあるパンムンジョムを訪問し、北朝鮮の非核化に向けて、強力な抑止力をもとに、米韓両政府を支援していく考えを表明しました。

これについて、北朝鮮外務省は6日、国営の朝鮮中央通信を通じてチョ・ヨンサム報道局長の談話を発表し「われわれへの抑止力をうんぬんし、時代錯誤の敵視政策を正当化しようという凶悪なたくらみが含まれている」と反発しました。

そして、台湾を訪問したことについて、「台湾に忍び込んで中国人民の怒りを買った」と非難したうえで、地域情勢を悪化させているとしてペロシ氏を「国際平和と安定の最大の破壊者だ」と批判しました。

北朝鮮は、アメリカへの抑止力の強化も名目に核・ミサイル開発を加速させていて、アメリカが地域情勢を悪化させていると批判することで、みずからの主張を正当化したい思惑もあるとみられます。