米高官 中国政府の対抗措置を非難「全くもって無責任だ」

アメリカのペロシ下院議長の台湾訪問を受けて中国政府がアメリカとの軍事分野での協議を中止するなどの対抗措置を発表したことについてアメリカ・ホワイトハウスの高官は「全くもって無責任だ」と非難しました。

中国はアメリカのペロシ下院議長が台湾を訪問したことに反発して台湾を取り囲むように合わせて6か所の海域と空域で大規模な軍事演習を行っていて、台湾周辺では緊張した状況が続いています。

さらに、中国外務省は、5日、▽米中両軍の対話などアメリカとの軍事分野での協議の中止や、気候変動問題に関する協議の一時的な停止などの8つの対抗措置と、▽ペロシ議長とその家族に対する制裁措置を発表しました。

これに対してアメリカ・ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は5日、軍事分野での協議は、中国が挑発的な軍事行動をとっているときこそ、重要だと強調し中国が発表した一連の対抗措置について「全くもって無責任だ」と非難しました。

一方で軍の間の対話については、すべてが途絶えたわけではないとして、不測の事態を招かないよう、アメリカとして中国側との対話を継続していく考えを示しました。