イスラエル ガザ地区の武装勢力拠点を空爆 報復で緊張高まる

中東のイスラエル政府は5日、パレスチナのガザ地区の武装勢力の拠点を空爆し、軍事部門の幹部を殺害したと発表しました。
これに対し、武装勢力側はロケット弾100発以上をイスラエルに向けて発射し報復する事態となっていて、双方の間で緊張が高まっています。

イスラエル政府は5日、パレスチナのガザ地区に拠点を置き、イランからの支援を受ける武装勢力「イスラム聖戦」の拠点を空爆し軍事部門の幹部を殺害したと発表しました。

NHKが撮影した映像では、空爆を受けた建物の一部がバラバラに壊れ、周囲には破片が散乱していて、パレスチナの保健省によりますと、この空爆で少なくとも子どもを含む10人が死亡し、40人以上がけがをしたということです。

イスラエルのラピド首相は5日夜、緊急の会見を開き「イスラム聖戦はイランの手先であり、イスラエルを破壊し、国民を殺そうとしている。国民を守るためなら何でもする」と述べ、イスラム聖戦をけん制しました。

一方、軍事部門の幹部が殺害されたイスラム聖戦は5日夜、ロケット弾100発以上をイスラエルに向けて発射して報復し、イスラエル側が迎撃システムで応じる事態となっています。

イスラエルは今月初め、ヨルダン川西岸地区でイスラム聖戦の幹部を逮捕しこれに対し、イスラム聖戦が報復を警告していましたが、イスラエル側が空爆を加えたことで武力攻撃の応酬に発展していて双方の間で緊張が高まっています。