夏の甲子園 きょう開幕 コロナの感染相次ぐ 大会運営に難しさ

夏の全国高校野球が6日、甲子園球場で開幕します。
大会直前になって代表校の選手たちに新型コロナウイルスの感染が相次いで確認される中、難しい大会運営が見込まれます。

ことしで104回目を迎える夏の全国高校野球は、地方大会を勝ち抜いた49の代表校が出場します。

大阪桐蔭高校が3回目の春夏連覇、智弁和歌山高校が夏連覇を目指す一方、初出場は4校で、南北海道の札幌大谷高校、茨城の明秀日立高校、兵庫の社高校、愛媛の帝京第五高校が初勝利を目指します。

大会では、開幕直前になって代表校の選手たちに新型コロナの感染が相次ぎ、高野連=日本高校野球連盟などは可能なかぎり出場機会が失われないように一部の日程の入れ替えて、8日目に初戦を組む異例の措置をとりました。

その一方、6日の開会式では代表校の選手全員が場内を1周する予定だった入場行進が、感染対策でキャプテンのみが行進する形式に変更されました。

ことしの大会は入学当初からコロナの影響を受けてきた3年生にとって最後の甲子園で、高野連などは難しい大会運営が見込まれる中「必要な感染対策を徹底し大会運営に臨み選手たちの気持ちに応えていきたい」と話しています。

大会は、3年ぶりに一般の観客を入れて開催され、3日の休養日も含めて17日間の日程で行われます。

第1試合 日大三島対国学院栃木

第1試合では、ともに30年以上の時を経て夏の甲子園に帰ってきた、静岡の日大三島高校と国学院栃木高校が対戦します。

日大三島は、力強い速球が持ち味のエースで、打線の中軸も務める松永陽登投手が投打の中心です。

全員野球をモットーに、つなぐ意識でチャンスを確実に得点につなげます。

国学院栃木は切れ目のない打線に加え、栃木大会6試合で15盗塁と機動力も武器にしています。

守りでは、最速140キロを超える速球が持ち味の2年生、盛永智也投手を中心に力のある複数の投手をそろえます。

第2試合 明豊対樹徳

第2試合は大分の明豊高校と群馬の樹徳高校が対戦します。

明豊は、木製のバットを使ったバッティング練習で力をつけてきた打線が強力で、大分大会では1試合平均10.4得点を記録しました。

守っては、打たせて取るタイプのピッチャー陣を堅実な野手陣が支えます。

樹徳は、群馬大会で甲子園出場経験がある高校を次々と破り、30年ぶりの出場を決めました。

群馬大会6試合をほぼ1人で投げ抜いたエースの亀井颯玖投手と守備の要のキャッチャー、亀田凛太郎選手の“亀亀バッテリー”がチームを引っ張ります。

第3試合 京都国際対一関学院

第3試合は、去年の夏、初出場ながらベスト4に進んだ京都国際高校と12年ぶりの出場の岩手の一関学院が対戦します。

京都国際は、最速140キロを超えるプロ注目のエース、森下瑠大投手のほか、平野順大選手など去年夏の甲子園を経験した選手がチームを引っ張ります。

ことし春のセンバツは新型コロナの集団感染によって開幕直前で出場を辞退し、その悔しさをこの大会にぶつけます。

一関学院は、ともに2年生で右のオーバースローの寺尾皇汰投手やアンダースローの小野涼介投手などバリエーション豊かなピッチャー陣が岩手大会6試合で失点わずか2と安定しています。

また、出場校中最多の10本のホームランを打った長打力にも注目です。

今大会は、3年ぶりに一般客を入れて開催されるほか、声を出すことはできませんがブラスバンドによる演奏も復活します。

少しずつ元の姿を取り戻す、甲子園での各校の応援にも目が離せません。