記録的大雨 福井県内 北陸道 国道8号 JR北陸線 すべて寸断

記録的な大雨で福井県内の交通インフラに深刻な被害が出ています。県のほぼ中央にある南越前町で起きた土砂崩れや浸水の影響で、列車の運休や道路の通行止めが相次ぎ、県の北部と南部が行き来できない状態となっています。

JR西日本によりますと、5日朝の大雨で福井県のほぼ中央に位置する南越前町の今庄駅付近ではレールや踏み切りなどが浸水して列車が通行できなくなっているということです。

現場で被害の確認を進めていますが、復旧には時間がかかる見通しで、JR北陸本線の敦賀駅と武生駅の間の運転は、特急も含めて少なくとも今月9日まで見合わせるということです。

また、道路にも大きな被害が出ていて、福井県によりますと、南越前町を中心に道路に土砂が流入し、敦賀市と越前市の周辺を通る北陸自動車道と国道8号はともに通行できない状態となっています。

このほか、県の北部と南部を結ぶ国道365号や越前・河野しおかぜラインも敦賀市と南越前町の間で通行止めとなっていて、いずれの道路も復旧の見通しは立っていないということです。

県の南北を結ぶ県内の鉄道や道路はすべて寸断されたことになり、福井県は、岐阜県と愛知県、滋賀県を経由するう回ルートの利用を呼びかけています。

南越前町では6つの集落が孤立も

記録的な大雨で多くの住宅で被害が出ている福井県南越前町では、災害対策本部の会議が開かれ、各地の被害状況が報告されました。

この中では、町内の複数の道路が通行できなくなっているため、合わせて6つの集落が孤立し、現在、住民の救出など孤立解消にむけた作業が進められていることが報告されました。

このほか、およそ200棟ある住宅の浸水被害などの復旧に向けては、ボランティアセンターを立ち上げてできるだけ早くボランティアを受け入れる態勢を整備することを確認しました。

岩倉光弘町長は「まず何とかしたいのは孤立集落の解消です。住民の方がもとの生活ができるよう支援していくので、今後、周りの市町からも泥のかきだしなどのご協力をいただけたら大変ありがたい」と話していました。