米高官“空母 台湾東側海域で監視” 一方でICBM発射実験は延期

アメリカのペロシ下院議長の台湾訪問のあと、中国が台湾の周辺海域に向けて弾道ミサイルを発射したことを受けて、ホワイトハウスの高官は原子力空母を台湾の東側海域にとどめて監視にあたるとする一方、緊張の高まりを避けるため、アメリカ軍が予定していたICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験を延期したと明らかにしました。

アメリカ・ホワイトハウスのカービー戦略広報調整官は4日、記者会見し、中国が台湾の周辺海域に向けて弾道ミサイルを発射したことについて「挑発的な行動で緊張を著しく高めている」と述べて非難しました。

そのうえでオースティン国防長官が、台湾の東側のフィリピン海で活動していた原子力空母「ロナルド・レーガン」に対して監視にあたるため、この海域にとどまるよう命じたことを明らかにしました。

さらに、中国が発射したミサイルの一部が、日本のEEZ=排他的経済水域の内側に落下したと推定されることに触れ、アメリカとして日本や台湾を含めた周辺地域の安全に関与していくことを強調しました。

一方で、アメリカは危機は望んでいないとして、中国政府との対話を継続するとともに「誤解によるリスクを減らす」と述べ、緊張の高まりを避けるため、今週、アメリカ軍が予定していたICBM=大陸間弾道ミサイルの発射実験を延期したと明らかにしました。