コロナ“検査キット供給体制強化を“ 政府与野党実務者協議

新型コロナの感染拡大が続く中、政府と与野党の実務者による協議が行われ、各党から政府に対し、自分で検査できる抗原検査キットの供給体制の強化を求める意見などが出されました。

国会内で行われた政府と与野党の実務者協議には、各党の新型コロナ対策の責任者と、政府側から木原官房副長官が出席しました。

この中では与野党双方から政府に対し、希望する人が速やかに検査を受けられるよう、自分で検査できる抗原検査キットの供給体制を強化するよう求める意見が出されました。

また保健所の負担を軽減するため、発生届の入力項目を減らすなどの簡素化を進めることや、ワクチンの接種率が低い若者への3回目接種を加速することも要望しました。

このほか野党側が感染者の全数把握の見直しについて、感染が収束している時期に議論すべきだと指摘したのに対し、政府側は「さまざまな意見を受け止めて検討したい」と述べるにとどめました。