知床 観光船事故 国後島発見の2人の遺体 ロシアが引き渡し希望

北海道の知床半島沖で観光船が沈没した事故のあと、北方領土の国後島の沿岸で見つかった男女2人の遺体について、木原官房副長官は、ロシア側からサハリン南部での引き渡しを希望すると口頭で連絡があったことを明らかにしました。

ことし4月に知床半島の沖合で観光船「KAZU 1」が沈没した事故のあと、北方領土の国後島の沿岸とサハリン南部の沿岸で合わせて3人の遺体が見つかり、日本とロシアの外交ルートを通じて、引き渡しに向けた調整が進められています。

木原官房副長官は記者会見で、3人のうち国後島で見つかった男女2人の遺体について、25日、ロシア側から、サハリン南部での引き渡しを希望すると口頭で連絡があったことを明らかにしました。

そのうえで「今後の調整は、ロシア側の正式な回答を踏まえ行う必要があるが、人道的観点から一日も早く引き渡しを実現できるようロシア側と調整を進めたい」と述べました。

一方、関係者によりますと、先月、サハリン南部の沿岸で見つかり、DNAの資料が行方不明の乗客と一致しているもう1人の遺体についても、引き渡し方法などについて調整が進められているということです。