3年ぶり市民プール再開に向けた現場では… 千葉 船橋

新型コロナウイルスの感染が拡大する中、夏休みを前に3年ぶりにオープンする予定の千葉県船橋市の市民プールでは、感染対策を徹底するための準備を進めています。

千葉県船橋市の「船橋市運動公園プール」は50メートルや25メートルのプールのほか、流水プールやウォータースライダーなどもある屋外型のプール施設です。

通常であれば7月から9月ごろにかけ市民向けに開放され、夏休みの時期には多いときで1日6000人ほどが来場していた人気の施設ですが、去年とおととしは新型コロナの感染拡大の影響で利用を中止していました。

ことしは、先月の時点では感染状況が落ち着いていたことや市民から再開を待ち望む声が寄せられたこともあり、18日から3年ぶりに再開する予定で、施設では1か月かけ清掃などを行い準備を進めてきました。

再開に当たっては▽利用は事前予約制にし▽密集を避けるためこれまで設けていなかった利用者数の上限を1日2000人にしたうえで▽1人当たりの利用時間も1日3時間までとするなど、新たな感染対策を取るということです。

最近になって新型コロナの感染者が急増する中、オープンを控えた施設では、スタッフたちが感染対策の徹底を呼びかける掲示をはったり、検温や消毒の準備を進めたりしていました。

また、更衣室では、例年は1台だけ使っていた換気扇を5台すべて使うことにしているほか、使用時間の短縮のため、可能なかぎり水着に着替えて来場してほしいと呼びかけるということです。

市民プールを運営する船橋市教育委員会生涯スポーツ課の工藤巧さんは「非常に多くの方から3年ぶりの開催に期待の声をいただいていますし、夏のプールといえば多くの方の思い出になるので、現状では取り得る対策をとって開催する予定ですが、今後の感染状況によっては方法を検討していきます」と話していました。