自民党安倍派 複数の幹部による集団指導体制も 調整へ

安倍元総理大臣が亡くなったことを受け、自民党安倍派は、当面、後任の会長を置かず、複数の幹部による集団指導体制で派閥を運営する案が出ていて、調整が図られる見通しです。

自民党の最大派閥、安倍派の会長を務めていた安倍元総理大臣は、今月8日、奈良市で参議院選挙の応援演説中に、銃で撃たれて亡くなり、3日前に葬儀が営まれました。

岸田総理大臣は14日夜の記者会見で、安倍氏は歴代最長の期間、総理大臣の重責を担い、内政・外交で大きな実績を残したなどとして、ことしの秋に国葬を行う方針を表明しました。

安倍派は、今月11日幹部や中堅・若手の代表らおよそ20人が都内のホテルに集まり、安倍氏の遺志を継いで一致結束していくことを確認しました。

一方、派内では、安倍氏は時間をかけて後継を育てるつもりだったのではないかという見方が浸透していただけに、一致する後継者が見当たらないのが実情です。

このため、派閥の分裂を回避することを優先して、当面「安倍派」の名称は継続して後任の会長を置かず、複数の幹部による集団指導体制とする案が出ています。

今後、会長代理を務める塩谷元文部科学大臣と下村前政務調査会長ら幹部が協議するなど、調整が図られる見通しです。