今週のガソリン平均価格 1L 173.6円 5週ぶり↓も高値続く

今週のレギュラーガソリンの小売価格は全国平均で1リットル当たり173.6円となり、5週ぶりに値下がりしたものの、依然として高値が続いています。

国の委託を受けてガソリン価格を調査している石油情報センターによりますと、4日時点のレギュラーガソリンの小売価格は全国平均で1リットル当たり173.6円で、先週より1.3円値下がりしました。

これはアメリカやイギリスなどの利上げによって世界的に景気が減速し、原油の需要が落ち込むのではないかとの見方が市場で強まり、原油価格が下落傾向となっていることが主な要因です。

ガソリン価格の値下がりは5週ぶりで、政府による補助金の効果もあり、価格の水準は一定程度、抑えられているものの、依然として高値が続いています。

経済産業省は7日以降、各地のガソリンスタンドに卸される分から1リットル当たり40.8円を支給することにしています。

今後の見通しについて石油情報センターは「ガソリン価格は来週も値下がりが見込まれるが、ウクライナ情勢を背景とした原油の供給への懸念が続いていて今後も高止まりの状態が続くだろう」と話しています。