米中外相 今週会談へ 対面での会談はウクライナ侵攻後初めて

アメリカと中国の両政府は、ブリンケン国務長官と王毅外相が今週、G20=主要20か国の外相会合が開かれるインドネシアで会談すると発表しました。両外相が対面で会談するのは、ことし2月にロシアがウクライナに軍事侵攻して以降初めてで、アメリカ側は、ロシアへの軍事支援を行わないよう中国側に求めるものと見られます。

中国外務省は、5日夜、王毅外相が7日から2日間の日程でインドネシアで開かれるG20の外相会合に出席するのにあわせてアメリカのブリンケン国務長官と会談することを明らかにしました。

中国外務省によりますと両外相は米中関係や地域情勢などをめぐって意見を交わすということです。

米中外相が対面で会談するのは、ことし2月にロシアがウクライナに軍事侵攻して以降、初めてです。

一方、アメリカ国務省も5日、ブリンケン長官が王外相と会談すると発表しました。

会談で、ブリンケン長官は、中国が、友好関係にあるロシアへの軍事支援や制裁逃れにつながる支援を行わないよう王外相に改めて求めるものと見られます。

また、バイデン大統領は習近平国家主席と近く、電話などによる首脳会談を行う考えを示しており、会談で、両外相は、首脳会談に向けた調整を行うものと見られます。

さらに、アメリカ政府は記録的なインフレへの対策として、中国からの輸入品に課した関税上乗せ措置の見直しを検討していて、会談では、この関税措置についても、意見が交わされるものと見られます。

アメリカ国務省 報道官 米ロ外相会談は予定なし

一方、アメリカ国務省のプライス報道官は5日、定例の記者会見で、G20の外相会合にあわせて、ブリンケン国務長官とロシアのラブロフ外相が会談する可能性について「会談することはないだろう」と述べ、米ロ外相会談は予定されていないと明らかにしました。

米ロ外相会談はことし2月にロシアによるウクライナへの軍事侵攻が始まって以降、行われていません。