北朝鮮 先月の日米韓首脳会談を非難「わが国への対決の集い」

核・ミサイル開発を加速する北朝鮮への対応を話し合うために行われた、先月の日米韓3か国による首脳会談について、北朝鮮外務省は「3か国の軍事同盟により、核戦争が起こりうる危険な状況だ」として安全保障面での日米韓の連携強化を非難する談話を発表しました。

日本とアメリカ、それに韓国の3か国は先月29日、およそ5年ぶりに首脳会談を行い、北朝鮮による核実験などさらなる挑発行為が懸念されるとして、安全保障協力を推進していく方針で一致しました。

これについて北朝鮮外務省の報道官は、国営の朝鮮中央通信の質問に答える形で3日朝、談話を発表し「3か国の軍事同盟によるわが国への対決の集いだった」として、安全保障面での日米韓の連携強化を非難しました。

また、弾道ミサイル発射に対処するため3か国が共同訓練を再開するとしていることなどについて「アメリカと追従勢力の無謀な軍事的策動により、ヨーロッパとアジア太平洋地域で核戦争が同時に起こりうる危険な状況が生まれた」と主張した上で「国家防衛力強化の切迫性はさらに増している」として軍事力を強化する姿勢を改めて強調しました。

一方、ウクライナへの軍事侵攻をめぐり、国営の朝鮮中央通信は、国際政治研究学会の研究員の名前で「正義の偉業は必ず勝利するだろう」とロシアを擁護する談話も伝えていて、北朝鮮は後ろ盾のロシアや中国との関係を強化することで日米韓の連携に対抗していく姿勢を鮮明にしています。