岸田首相 G7サミットやNATO首脳会議など一連の日程終え 帰国

G7サミットやNATO首脳会議などに出席するため、ドイツとスペインを訪問していた岸田総理大臣は、一連の日程を終え30日午後帰国しました。

岸田総理大臣は、6月26日からドイツ南部のエルマウで開かれたG7サミット=主要7か国首脳会議に出席し、そのあと、スペインのマドリードで開かれたNATO=北大西洋条約機構の首脳会議に、日本の総理大臣として初めて出席しました。

一連の会合で岸田総理大臣は、ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアや覇権主義的行動を強める中国を念頭に、世界のいかなる地域でも力による一方的な現状変更を許してはならないという姿勢を強調し、価値観を共有する国々との連携を強化していく考えを示しました。

また、スペインではおよそ5年ぶりとなる日米韓3か国による首脳会談を行い、核実験など北朝鮮によるさらなる挑発行為が懸念されるとして、3か国の安全保障協力を推進していく方針で一致しました。

一連の日程を終えた岸田総理大臣は、30日午後5時前、政府専用機で羽田空港に到着しました。