首相 中国対応強化でNATOとの協力内容まとめた文書大幅改訂へ

スペインを訪れている岸田総理大臣は、29日、NATO=北大西洋条約機構の首脳会議に出席し、中国への対応を強めるため、NATOとの具体的な協力内容をまとめた文書を大幅に改訂することを確認する見通しです。

スペインのマドリードを訪れている岸田総理大臣は、このあと開かれるNATOの首脳会議に日本の総理大臣として初めて出席します。

この中で岸田総理大臣は、日本を取り巻く安全保障環境が厳しさを増していることを踏まえ、防衛力を抜本的に強化する考えを伝えるとともに、自由や法の支配など価値観を共有する国々との安全保障での協力を強めていく方針を示すことにしています。

そのうえで、国際社会の最大かつ共通の戦略課題は中国だと指摘し、NATOが新たに採択する「戦略概念」で初めて中国にも言及する方向になっていることへの支持を表明するものとみられます。

さらに、中国への対応を強めるため、日本とNATOの具体的な協力内容をまとめた文書を大幅に改訂することを確認し、サイバーや海洋安全保障など新たな分野での協力を進展させる方針で一致する見通しです。

一方、岸田総理大臣は、会議に合わせてNATOのストルテンベルグ事務総長と会談するほか、日米韓3か国による首脳会談を行い、インド太平洋地域の安全保障環境について意見を交わすことにしています。