【解説】ロシア軍キーウ攻撃 G7首脳 ウクライナ支援へ声明発表

26日朝、ウクライナの首都キーウの中心部がロシア軍のミサイル攻撃を受けました。キーウでは、1人が死亡、女性と子どもを含む6人がけがをしたということです。

これについてウクライナのゼレンスキー大統領は「ロシアは国際的な行事があるたびに攻撃をエスカレートさせている」と述べ、ドイツで開かれているG7サミット=主要7か国首脳会議を念頭に、参加国をけん制するねらいがあると非難しました。

ドイツ南部のエルマウで行われているG7サミット。27日に始まった2日目の協議は冒頭のみが公開され、ゼレンスキー大統領もオンラインで出席しました。
ウクライナの軍事侵攻が4か月を過ぎて長期化する中、ロシアへの圧力の強化について意見を交わしたとみられます。

会議のあと、G7の首脳はウクライナへの支援をめぐる声明を発表し、ウクライナ側が求める迅速な兵器の供与を進める方針を示しました。
また、ロシアへの制裁について「ロシアの収入を減少させることを決意する」として、金の輸入禁止などを通じてロシアの収入を減らし、圧力を強化するとしています。

▽ロシアへの圧力強化で具体的な進展はあったのでしょうか?
▽欧米は各国、物価高に悩まされ、ウクライナ支援をめぐっても温度差が表面化していると言われていますが、G7の結束は維持できるのでしょうか。
バイデン大統領に同行しているワシントン支局の渡辺公介記者が解説します。

(動画は8分31秒。データ放送ではご覧になれません)