ヨルダン 港で有毒ガス漏出12人死亡 積み込み作業中タンク落下

中東のヨルダン南部の港で、有毒ガスが入ったタンクが船への積み込み作業中に落下してガスが漏れ出し、これまでに12人が死亡したほか120人余りが病院に運ばれて手当てを受けました。

ヨルダンの国営通信によりますと27日、南部にあるアカバ港で、停泊中の船に有毒ガスの入ったタンクを積み込もうとしていたところ、タンクが落下しガスが漏れ出しました。

地元当局によりますと、タンクには液化した塩素が入っていたということで、これまでに近くで作業していた12人が死亡したほか、120人余りが病院に運ばれて手当てを受けました。

ヨルダンの国営テレビが放送した現場の防犯カメラの映像には、クレーンでつりあげられたタンクが突然落下し、そのあと大量の黄色いガスが吹き出して、周囲の人たちが走って逃げる様子が映っています。

アカバ港は、貨物船のほか観光船なども利用するヨルダン唯一の港で、事故を受けて当局は港の外へ避難するよう船舶に指示しました。

ヨルダンのハサウネ首相は「関係当局と連携してこの痛ましい事故に対応する」と述べ、特別チームを設けて原因の究明を進めることを明らかにしました。