アフリカ マリ イスラム過激派掃討作戦で多数の市民死亡か

西アフリカのマリで、ロシア政府とのつながりが指摘される民間軍事会社「ワグネル」の武装メンバーがイスラム過激派を掃討する作戦に参加し、多数の市民が巻き添えになって死亡した疑いがあるとして、フランスなどは国際的な調査を求めていますが、ロシアの反対で実現のめどが立っていません。

マリでは10年前からアルカイダに関係するイスラム過激派が台頭し、政府軍との戦闘が続いています。

マリ軍はことし3月に中部ムーラで過激派の掃討作戦を行い、戦闘員203人を殺害、51人を拘束したと発表しました。

しかしフランスは、作戦には、シリアなどでの残虐行為が指摘されるロシアの民間軍事会社「ワグネル」の武装メンバーも参加し、数百人の市民が巻き添えになって死亡した疑いがあるとして、4月、国連の安全保障理事会に国際的な調査を行うよう求めました。

しかしロシアと中国の反対で実現しておらず、真相解明のめどは立っていません。

マリでは、おととしのクーデターで軍が実権を握り、旧宗主国のフランスとの関係が悪化する中、フランスは軍事支援から手を引き始めていて、入れ代わるように「ワグネル」がマリに進出し、ロシアが影響力を拡大していると指摘されています。