イスラエル 議会解散の公算強まる この3年半で5回目の総選挙へ

イスラエルでは8つの政党による連立政権が行き詰まり、ここ数日のうちに議会が解散される公算が強まりました。
議会が解散されればこの3年半で5回目の総選挙となり、アメリカのバイデン大統領と距離のあるネタニヤフ前首相が再び政権をとるかどうかが焦点で行方が注目されています。

イスラエルでは、10年以上にわたって政権を担ってきたネタニヤフ前首相を中心とする右派や極右の勢力と、それに対抗する勢力が議会できっ抗していることから、歴代の政権が安定せず選挙が繰り返されてきました。

そして去年3月の総選挙を経て発足したベネット政権は政策や理念の異なる8つの政党による連立政権だったことから、離脱する議員が出るなどして議会での過半数を割り込み、政権運営に行き詰まりました。

ベネット首相は先週、議会を解散するための採決を行うと発表し、与野党の間で駈け引きが繰り広げられていますが、双方は28日中に1回目の採決を行うことで合意しました。

議会の解散には3回の採決をへることが必要ですが、1回目の採決をめぐる合意に至ったことで、ここ数日の内に議会が解散される公算が強まりました。

議会が解散されればこの3年半で5回目の総選挙となり、アメリカのバイデン大統領と距離のあるネタニヤフ前首相が再び政権をとるかどうかが焦点です。

イスラエルはアメリカの中東政策に大きな影響を及ぼしてきただけに行方が注目されています。