G7サミット2日目 岸田首相 食料危機対応で約2億ドル拠出表明か

ドイツで開かれているG7サミット=主要7か国首脳会議で、岸田総理大臣はウクライナ情勢をテーマにした会合に臨みました。ロシアに対する制裁の維持・強化の重要性を強調し、世界的な食料危機への対応としておよそ2億ドルの拠出を表明したものとみられます。

ドイツ南部のエルマウで開かれているG7サミットは2日目の議論に入り、岸田総理大臣は日本時間の午後5時すぎからウクライナ情勢をテーマにした会合に臨みました。

会合の詳しい内容はまだ明らかになっていませんが、岸田総理大臣はロシアの侵攻は国際秩序の根幹を揺るがす暴挙であり、国際社会は歴史の岐路に立っているという認識を示し、G7各国で緊密に連携しロシアに対する制裁を維持・強化する重要性を強調したものとみられます。

またロシアの侵攻を背景とした食料危機への対応をめぐってはウクライナや中東・アフリカ諸国を支援するため、およそ2億ドル、日本円にして270億円の拠出を表明したものとみられます。

そして日本時間の27日夜からは、気候変動やエネルギーなどに関する会合や食料安全保障をテーマにした会合に臨むことにしています。