アフガニスタン地震 タリバン“被災者支援で制裁解除を”

アフガニスタン東部で起きた地震では被災者の支援が始まる一方、支援物資を迅速に届けられない状況が続いているとされています。こうした中、イスラム主義勢力タリバンの外務省の報道官は、被災者の支援を進めるため、タリバンに対する制裁や国外資産の凍結措置を解除するよう求めました。

アフガニスタン東部で今月22日に起きた地震では、震源地のホスト州と隣接するパクティカ州で、これまでに1000人余りが死亡し、1600人以上がけがをしました。

被災地に入ったNGOによりますと、イスラム主義勢力タリバンの暫定政権と連携して支援に当たっているものの、被災地に向かう道路の一部が通行できないなど、支援物資を迅速に届けられない状況が続いているということです。

こうした中、タリバンの外務省の報道官は25日、ロイター通信の取材に応じ「アフガニスタン人の生きる権利が保障されるよう世界に求める」と述べ、被災者の支援や復興を進めるためにも、タリバンの幹部に科された制裁や中央銀行の国外資産をアメリカなどが凍結している措置を解除するよう求めました。

アフガニスタンでは、去年8月にタリバンが再び権力を握って以降、制裁によって国外資産が凍結されましたが、国連安全保障理事会は、人道支援を目的とした資金の提供などは違反しないとする決議案を採択しています。

ただ、地震による被害が出る中で、タリバンとしては制裁の緩和を求めた形です。