参議院選挙 各党の目標議席と戦略は

参議院選挙は来月10日の投票日に向けて各地で論戦が繰り広げられています。各党はそれぞれ獲得を目指す議席を掲げ、党首をはじめ幹部らが重視する選挙区で街頭演説を重ねるなど支持の拡大を図っています。

▽自民党は、連立を組む公明党と合わせて参議院全体の過半数の維持に必要な56議席の獲得を勝敗ラインとしたうえで、政権基盤の安定化に向けて上積みを目指す方針です。

定員が1人の「1人区」で接戦が見込まれる選挙区を中心に党幹部らが入り、岸田政権が取り組む物価高騰対策や外交面での実績をアピールするなどして、支持の拡大を図ることにしています。

▽立憲民主党は、野党全体で改選議席の過半数にあたる63議席以上獲得することを目標に掲げ、党としては改選の23議席からの上積みを目指す方針です。

物価高騰対策や安全保障政策などを重点的に訴え、自民・公明両党に加え、野党第2党の日本維新の会との違いも強調するなど党の存在感をアピールし、支持を広げたい考えです。

▽公明党は、自民党と同じく与党での過半数の維持を目標に掲げるとともに、選挙区に擁立した7人全員の当選と比例代表で7議席の合わせて14議席の獲得を目標としています。

賃上げや出産育児一時金の増額などの政策を訴えて党の支持層を固めるとともに、都市部を中心に支持を広げたいとしています。

▽日本維新の会は、改選議席の倍にあたる12議席以上の獲得を目標に掲げ、比例代表では立憲民主党を上回る野党最多の得票を目指しています。

選挙戦では大阪で進めている行財政改革を全国で行うと強調するほか、安全保障政策などを重点的に訴え、保守層への浸透も図りたい考えです。

▽国民民主党は、改選となる7議席以上の獲得を目標としています。

「対決より解決」を掲げ、党の政策を実現するため与野党を超えて政策本位で連携協力していく独自路線の実績を強調し支持を訴える方針です。

▽共産党は、改選となる6議席以上の獲得を目標としています。

平和外交の重要性の訴えを前面に打ち出すとともに、選挙区に前回より多くの候補を擁立して支持を掘り起こし比例代表の得票増加にもつなげたい考えです。

▽れいわ新選組は、3議席以上の獲得を目標にしています。

比例代表に加え東京など大都市の選挙区でも勝利を目指し、街頭演説を重ねて、無党派層などへの浸透を図っています。

▽社民党は、政党要件の維持に向け比例代表での得票率2%を確実に獲得したい考えで、党の存在意義を強く訴えることにしています。

▽NHK党は、比例代表での議席の獲得を目指し、選挙区では政党で最多の73人の公認候補を擁立して、支持拡大を図っています。