ロシア イラン外相会談 貿易拡大などで欧米への対抗姿勢鮮明に

ともに経済制裁を科されているロシアとイランの外相会談が行われ、両国は貿易の拡大やエネルギー分野での協力など、経済的な連携を深めることで、欧米に対抗する姿勢を鮮明にしています。

イランを訪問していたロシアのラブロフ外相は23日、首都テヘランでアブドラヒアン外相と会談しました。

この中で、両国は貿易の拡大や金融、農業、それにエネルギー分野での協力など経済的な連携を深めることで一致したということです。

共同記者会見でラブロフ外相は「アメリカや同盟国による不法な制裁が両国間の発展や交流を阻止しようとしている。この差別的な行動があるなか、両国間の去年の貿易額は増えていて、この傾向が続くよう全力を尽くす」と強調しました。
また、アブドラヒアン外相は「ロシアへの不当な制裁に反対する。われわれは制裁を無効にするための重要な合意ができていて、それらを実行しなければならない」と述べ、ロシアとともに制裁に対抗していく考えを示しました。

ロシアはウクライナへの軍事侵攻を受けて欧米からの制裁が強化され、一方、イランは核合意から離脱したアメリカのトランプ前政権が制裁を再開させたことで、各国との貿易が停滞しています。

両国としては制裁を回避する形で取り引きを活発化したい考えで、欧米に対抗する姿勢を鮮明にしています。