航空自衛隊とフィリピン空軍 災害救助など想定し共同訓練

フィリピンで航空自衛隊とフィリピン空軍が災害時の救助活動などを想定した共同訓練を行い、両国は安全保障の分野に加え、今後、災害救助や人道支援の分野でも関係を強化していくことにしています。

共同訓練はフィリピンでの台風や火山の噴火などの災害時に航空自衛隊とフィリピン空軍が連携して救助活動や救援物資の輸送を行うことを想定して実施されました。

会場となったルソン島中部にあるクラーク空軍基地には、自衛隊の隊員とフィリピン軍の兵士合わせておよそ70人が参加しました。

訓練では互いの輸送機からフォークリフトで荷物を載せ替える作業が公開されたほか、航空機から救援物資をパラシュートを使って投下する訓練も初めて行われたということです。

訓練を視察したフィリピン空軍の司令官は「日本との活動は経済分野だけでなく軍事や防衛にも広がり、強く発展している」と述べ共同訓練の意義を強調しました。

また、航空自衛隊のトップ、井筒俊司 航空幕僚長は「この訓練は両国に限らず、世界のどこかで一緒に活動をする時の礎にもなる。能力の向上にもつながり来年以降も訓練を続けたい」と述べ、今後、定期的に共同訓練を続けていく方針を明らかにしました。

両国はことし4月に初めて外務・防衛の閣僚協議、いわゆる「2プラス2」を行い、安全保障の分野でも協力関係を深めていて、今後災害救助や人道支援の分野でも関係を強化していくことにしています。