福島第一原発1号機 格納容器内部の堆積物は2つの層に 東電確認

福島第一原子力発電所1号機の格納容器内部で確認された溶けた核燃料と構造物が混じった「燃料デブリ」の可能性がある堆積物について、東京電力は超音波探査の結果、状態の異なる2つの層に分かれて堆積していることを新たに確認したと発表し、引き続き詳しく分析することにしています。

福島第一原発の1号機では、東京電力の調査で格納容器内にある原子炉を支える構造物「ペデスタル」周辺の広い範囲で堆積物が確認され、溶けた核燃料と構造物が混じった燃料デブリの可能性が高いことが明らかになっています。

東京電力は今月上旬、超音波探査が可能な水中ロボットを投入し、格納容器内部の13か所で堆積物の厚さなどを測定しました。
このうちの1か所では、堆積物の厚さが80センチから1メートル程度あり、「ペデスタル」の開口部に近づくほど厚みが増していることが分かりました。

また、堆積物のうち格納容器の底面に近いところは密度が高く、塊状になっている一方、表面に近い数センチ程度は泥状になっていて、2層に分かれていることも確認したということです。

東京電力は、廃炉最大の難関とされる燃料デブリの取り出しに向けて格納容器内の別の場所で測定したデータも分析し、堆積物の全体像の把握を進めたいとしています。